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教員コラム

【教員リレーコラム】第27回 秋元美穂「第4回 TPU Festival『彩虹』を終えて」

2024年11月3日 東京保健医療専門職大学の学園祭が無事に終了しました。

本学は2020年4月1日に開学し、開学の年はコロナウイルスにより学園祭は開催できませんでしたが、開学して5年目の今年ようやく活気がある学園祭を開催することができました。企画団体の参加者も含め総勢450名近くの方にご参加頂き、中でも地域住民の方が130名の方が、本学にお越しいただいたとのこと、大変嬉しく思っています。

私は作業療法学科の教員で、高齢期を専門としています。そのため「高齢者の体力測定と運動」をテーマにして、頭を使った運動を企画しました。

 

今回の学園祭には子供さんや保護者の方が大勢ご参加くださいましたが、残念ながら私の企画は10名程度の参加者に留まりました。参加者の方は、健康や体力、認知機能の維持、改善に関心を持つ方が多く、頭を使った運動に苦笑い、そして会場全体で大笑いするほど盛り上がり、身体だけでなく頭もたくさん使った運動に「参加してよかった」、「楽しかった。家でもやってみます」と大好評でした。

今回企画をして嬉しかったことが二つありました。

一つ目は、今年本学では初めての卒業生を送り出したのですが、その卒業生がお手伝いに来てくれたことです。早速、覚えた運動を次の日に職場である病院の患者様にやってみたそうです。

二つ目は、以前働いていた病院の体操のグループで担当した方が、偶然にも参加してくださったことです。その方は以前から健康の中でも特に認知機能に対して非常に関心の高い方で、都内であれば多少遠くてもどこにでも出かけて、このような運動、体操教室に通っていました。一緒にご参加くださいましたご友人の方に誘われたとのことで、その方はなんとインターネットを使用して、情報を集めたということでしたので、驚きです。

このような運動をきっかけに高齢者の方々の交流や体力の維持・向上に繋げていくのも作業療法士としては欠かせないお仕事になります。高齢者の方のサポートをする作業療法士がこれからもどんどん増えていくことを願っています。ご興味のある学生の皆様、一緒に作業療法をやってみませんか。

執筆者プロフィール

秋元 美穂(MIHO AKIMOTO)

作業療法学科 准教授

専門領域:高齢期作業療法、地域作業療法

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