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【教員リレーコラム】第6回 新泉一美「専門職大学で学んだことを活かす働き方の例」

作業療法学科の新泉一美です。

専門職大学と大学の違いはなんだろう?という疑問を持つ方は多いのではないでしょうか。今回は、私自身が体感しているその違いを私の専門を踏まえてお話しさせていただきます。

私の専門の1つに「就労支援」があります。
就労支援とは、障害を持った方々が仕事に就き、自立した生活ができるよう支援することです。または、壁にぶつかり前に進むことができなくなった方に、再び仕事に就き生活ができるように支援を行います。

作業療法とは、対象となる方の「やりたい・やらなければならない・やることを期待される」作業を実現させるために寄り添いながら共に考え、共に前に進むことです。

作業場面:大好きなフィギアの清掃、組み立ての仕事

この作業療法の考え方を活かした就労支援ができないかと考え、3年前に起業し事業所を設立しました。
どの地域に事業所作るかを考える際に、独学でのマーケティングを行いました。これは、絶対に不可欠な作業になります。これに失敗すると、事業に失敗するといっても過言ではないと今でも思っています。
また、企業とは「組織」を1から作ります。自分の思いだけでは組織は作れません。法律・制度・マネジメントについて知らなければいけませんでした。これも私は、独学で行いました。とても大変だったことを今でも思い出します。

事業所内

そんな私が専門職大学のシラバスを見た時に思ったことは、「私が受けたい授業がたくさんある。教員でも受けられないかな?」でした。
経営学、実践マーケティング戦略、組織マネジメントなど会社を設立する上で必要なものがたくさん含まれていて、将来を幅広く考えることがで、病院や施設で働くだけでなく、自身の考えをもとに起業することもできると思います。

悩んでいるようであれば一度オープンキャンパス来てみませんか。私たち教員や在校生と直接お話しすることで、みなさんの考えが将来どのようになっていくのかイメージできると思います。

それでは皆様大学でお待ちしております。会える日を楽しみにしています。

執筆者プロフィール

新泉 一美(KAZUYOSHI NIIZUMI)

作業療法学科 准教授
専門領域:身体障害領域の作業療法(再生医療)、特別支援教育、障害福祉領域(自立支援・就労支援)

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