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【教員リレーコラム】第37回 小野寺哲夫「22年間で113回の学会発表を達成!」

私は、東京保健医療専門職大学 作業療法学科の小野寺哲夫と申します。私の専門は「心理学」です。30年以上、心理学を研究してきました。臨床心理士と公認心理師という国家資格を持っております。学校臨床が専門で、スクールカウンセラーとして約20年仕事をしてきました。

私は、2002年に愛知学院大学で開催された日本社会心理学会第42回大会で初めて学会で研究発表してから、この22年間で113回の学会発表をしてきました。ですから、平均すると年5.1回ペースで発表してきたことになります。

さて、2024年12月14日(土)に『地域に根差す専門職大学の役割~江東区における産官学連携の推進~』と題して第5回学術大会が盛大に開催されました。私は、この大会で通算113回目の研究発表を行いました。題して『地域イノベーションを起こせる人の考え方や性格特性とは何か?』です。この研究は、現在のような不確実な時代において、起業家精神を持ち、明るいビジョンを描き、住民を上手く巻き込みながら地域を変革していける人材の性格特性について探求したものです。まさに、専門職大学である本学が養成したい人材像とも関わっていると思います。

みなさんは、大学の先生の仕事は、授業をすることだけであると考えてませんか? 半分正解で、半分違います。大学の先生の仕事は授業だけではなく、研究も大事な仕事なんです。私もそうですが、東京保健医療専門職大学には、研究が大好きな先生が多いように感じます。なぜなら研究は楽しいからです(もちろん大変な面もありますが…)。研究は、他人からやらされてやるものではありません。それぞれの研究者が主体的に内発的動機づけに基づいて行うものです。だから楽しいのかもしれませんね。研究を実施したら分析し、結果をまとめます。面白い結果が出ることもあれば、残念なときもあります。いずれにしろ、自分が情熱を注いで行ってきた研究の成果を、学会に所属している仲間たちと共有したくて、毎年ヘビーに学会発表を行ってきた結果が、先ほどの22年間で113回なのです。

みなさんも東京保健医療専門職大学で研究を行うことができます! 3年生から「基礎ゼミ」が始まり、みなさんも研究を始めることになります。どんな研究をやりたいですか? まだそこまで考えてませんか? いずれにしても、私と一緒に研究について語り合いませんか?

執筆者プロフィール

小野寺 哲夫(TETSUO ONODERA)

東京保健医療専門職大学 作業療法学科 准教授

臨床心理士、公認心理師

専門領域:臨床心理学、社会心理学、家族心理学、組織心理学

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