東京保健医療専門職大学第4回学術大会は、2023年12月3日(日)に、本学キャンパスにおいて本学初めてとなる対面形式で開催しました。
本学の学部長である作業療法学科教授の佐藤章大会長の下、『「理論と実践」を重視した教育・研究~地域・産学連携に向けて~』をテーマに掲げ、医療従事者や福祉職の方々、本学関係者および学生を中心に多くの方に参加いただき、盛況のうちに閉幕しました。
本大会は二部構成からなり、草野副学長より開会の挨拶後、第一部では大会長講演と本学専任教員4名の講演いただき、専門職大学の特色と役割について理解を深めていきました。
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開会の辞(草野修輔副学長)
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大会長基調講演(佐藤章大会長)
第二部では、本学の学内研究助成制度を獲得した専任教員7名による研究発表会を実施し、それぞれの研究成果から、リハビリテーションにおける理学療法士・作業療法士の新しい活躍の場や可能性を探っていきました。
各講演後の質問時間では、積極的に質問が上がり、活発な意見交換の場となりました。
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質問時間の様子
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第4回学術大会会場
初の会場開催ながら、本大会が無事に開催できましたのは、 ひとえに皆様のご支援のおかげと感謝しております。
専門職大学の役割と可能性を改めて実感し、今後の研究においても身を引しめて臨んでまいりたいと思います。
引き続きご支援の程よろしくお願いいたします。
なお、本大会は、事前申込のあった方限定でオンデマンド配信を予定しております。
12月中旬を目途に、期間限定で公開しますので、お時間のある際にご視聴ください。
第4回学術大会プログラム・抄録集
第一部 本大会
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理学療法士・作業療法士の養成機関等の変遷について(佐藤章大会長)
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障害・福祉領域における地域連携~更生相談所の視点から~(清宮清美先生)
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支援システム工学の理論と実践:3Dプリンタを用いた個別支援システムの実現(西澤達夫先生)
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「ユニバーサルツーリズムと外出支援」における療法士の可能性(若原圭子先生)
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地域生活支援の理論と実践:デイケア、就労支援における作業療法士の役割と可能性(齋藤久恵先生)
第二部 研究発表会
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筋萎縮性側索硬化症者に対するICTを用いたコミュニケーション支援機器介入モデルの開発に向けたインタビュー・アンケート調査によるコミュニケーション障害の分析 (秋元美穂先生)
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デジタルゲームを用いた二重課題トレーニングの視聴解析による認知評価の開発(武井圭一先生)
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リハビリテーション専門職が障害者の旅行参加を促すアプローチに関する研究(若原圭子先生)
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医療系専門職大学の特色に対する学生の認知度および魅力度 -主観的習得度に関する調査研究- / 境界知能の子どもを持つ保護者の小学校就学先決定に関する意思決定プロセスの解明 -複線怪路等至性アプローチを用いた分析より-(畠山久司先生)
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発達上の特性を有する学生における身体活動量と睡眠時間の関連解明(富田義人先生)
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聴覚に対するリズム呈示が人の歩行機能に与える影響の検証(安田和弘先生)
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認知症高齢者のウェルビーイングと交流活動実施者の態度に関する研究(猪股英輔先生)
関連リンク
学内研究助成制度