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【教員リレーコラム】第1回 鳥居昭久「落ち込んだ時に何してますか?」

私も長いこと人生をやっていますと、つまづくことも少なくありません。むしろ、しょっちゅう転んでばかりです。せっかく準備しても上手くいかなかったり、頑張っても失敗したり…。ホント、イヤになってしまいます。

学生さんたちも、一生懸命勉強したのにテストが上手くいかなかったなんて…よく有ることかもしれませんね。

つまづくと、イライラしたり落ち込んだりしますね。

私も落ち込むことは少なくありませんが、そんな時はプチ筋トレ(筋肉を刺激)で元気になりますよ。ハードな筋トレではなくてもOKです(と、私は信じています)。

筋肉を動かすと、マイオカインというホルモンが分泌されます。このマイオカインというホルモンは色々な種類が発見されていますが、脳の活性化を図ったり、免疫力を高めたり、全身的な健康増進に繋がることがわかっています。
それと同時に脳からは“幸せホルモン”と言われるセロトニンなどのホルモンも分泌されて、爽やかな気持ちにしてくれます。
だから、ちょっとイライラしたり、落ち込んだりしたら、その場でスクワットや腕立て伏せをやるだけでも気持ちは落ち着いてきますよ。

受験生の皆さんも、勉強に疲れたら、気分転換も兼ねて、ちょっとプチ筋トレしてみてはいかがでしょう?
きっと、気持ちも爽やかに前向きになれると思います。

さて、本学は、この春に国家試験に受からなかった卒業生が何人かいます。私は今、その人たちと一緒に来年の国家試験に向けての取り組みをしています。国家試験ダメだったからといって、いつまでも落ち込んではいられません。
卒業したあとでも、彼ら、彼女らと、国家試験に受かるまで付き合うのが本学の方針です。

国家試験対策に筋トレは含まれてはいませんが、「勉強疲れたら、一緒にスクワットやろう!」と言ったら、全員に断れてしまいました。

落ち込んだので、一人でスクワットやりました。

うん、爽快です!

執筆者プロフィール

鳥居 昭久(AKIHISA TORII)

理学療法学科 教授
専門領域:スポーツ理学療法、パラスポーツ、健康科学、トレーニング論

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