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教員コラム

【教員リレーコラム】第2回 杉山真理「二足のわらじ」

大学の教員をしながら、大学院に通っています。
40歳を過ぎてから修士課程に通い始め、現在は博士課程の3年生となり、院生生活も大詰めとなっています。理学療法士として働きながら学ぶことができる夜間開講の大学院ですが、クラスメイトは20代後半から30代半ばくらいでしょうか。私が、ダントツに人生の先輩という状況です。

長いことリハビリテーションセンターや総合病院に勤めてきました。やりがいや楽しさを感じることができる恵まれた環境の中にいましたので、大学院への進学など考えたこともありませんでした。
しかし、40代半ばに差し掛かったころ、長い間、解決できずに悶々としていた臨床課題(研究課題)を解決するには大学院への進学が不可欠なのではないか、と思い立ち、進学することになりました。理解を示し、受け入れてくださった指導教授とのめぐり逢いも背中を押してくれた一因になっています。

仕事と学生の両立は、なかなか上手くいきません。やらない・できない理由はいくらでも出てきます。雨がふったり、風が強い日は行きたくなくなりますし、課題が終わっていなければ仮病作戦も使いたくなります(使ったことはありませんが)。しかし、若いクラスメイトの支えや指導教授の導きにより、少しずつではありますが、課題解決に向かっています。

学生という立場で感じる「学びの楽しさ」や「分からないことが分かるようになる嬉しさ」を、学生のみなさんにも感じて欲しいと、教員の立場で思っています。
今は困難さを感じることであっても、振り返ってみれば楽しい思い出になっているものだと信じて、今日もこれから授業に参加します。

*写真は修士課程の修了式です。若い学部生・院生に交じり、久しぶりの晴れ姿でした。

 

執筆者プロフィール

杉山 真理(MARI SUGIYAMA)

理学療法学科 講師
専門領域:医療福祉工学、健康・スポーツ科学、パラスポーツ

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