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【教員リレーコラム】第4回 安田和弘「専門職大学の学びとは:リハ医療工学の例」

理学療法学科の安田です。

こちらに訪問される方々は大なり小なり「専門職大学ってどんな大学?」という関心をお持ちかと思います。

そこで今日は私が担当している「リハビリテーション医療工学(リハ医療工学)」を例に専門職大学の学びの実例を紹介したいと思います。

この講義では、専門知識だけではなく、関連のある新技術(この講義ではリハビリを支援するテクノロジー)を学び、それを医療現場で運用する能力を身に付け、さらには社会課題解決のために(新技術を用いた)事業を先導できることを目指します。

新技術(ロボットやAIなど)活用のためには、機器がどう駆動するかについて深い理解が必要になります。そこで授業では現場で使用している同機種を、学生が直に体験できる演習を行っています。

ロボットスーツを扱う企業による最新機器の解説:学生は自ら機器を装着して体験として学習する。

さらに機器をお試しするだけなく、「この技術を用いて現場の課題がどのように解決できるか」についてショートプレゼンテーションをおこなってもらいます。専門職大学に求められる「課題解決力」を育てる取り組みです。

専門職大学の学生は経営学や経営戦略、組織マネジメント等の講義も1年次から受講しているため、ビジネスの観点からも意外とリアルな提案をしてきたりする学生もいます。

学生が発表している様子:講義内では受け身の授業だけでなく、学生自らアウトプットする機会を多く設けている。

最後にコラムを書きながら、学生は専門職大学の利点をどのように捉えているか気になりまして、ゼミ生(3年生)に生の声を聞いてみました。

<ゼミ生(3年生)の声>

専門職大学に入って良かったことは二つあります。
一つ目は他分野の学習ができることで、二つ目は友達や先生との距離が近く勉強をサポートしてくれることです。
理由としては、理学療法のことだけでなく手話や経済の他分野の知識を身につけることで将来の選択肢の幅が広がったと考えるからです。

専門職大学の様子が少し伝わりましたでしょうか?

この講義の他にも大学には魅力的な学習コンテンツがたくさんありますので、もっと大学について知りたいと思われた高校生はぜひオープンキャンパスにいらして、在校生や教員に直接お話を聞いてみてください!

執筆者プロフィール

安田 和弘(KAZUHIRO YASUDA)

理学療法学科 教授
専門領域:神経理学療法学、リハビリテーション工学

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