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【教員リレーコラム】第7回 大澤彩「自然に惹きつけられる件」

「わざわざ屋外で食べる意味ある?」

学生時代はアウトドアもBBQも誰よりも嫌いだった私。
大人になってから、旅行で計画外に野山を探索させられたり、作業療法士(OT)として患者さんと緑道で屋外歩行の練習をしたり、長男が無類の生物好きだったりということが重なったからか、いつしか緑や自然を求めるようになっていました。

のっぴきならない事情があって、私は都心部に住んでいるのですが、自宅の観葉植物と家庭菜園では飽き足らず、数年前から畑を借りて野菜や果物を作っています。
自宅から車で1時間、もちろん、平日は仕事があるのでもっぱら週末の作業ですが、澄んだ空気と土や緑の香りに大変癒され元気が出ます。生き物も大好きですが、ヤマカガシやスズメバチ、ヒルなど危険生物も出没しますので、秘密の小道具を色々と持ち歩きます。

今週末のメインの収穫は夏の風物詩、スイカ。実はこれ、小玉スイカなのですがかなり立派に育ちました。オカヒジキは驚くほど柔らかく、切ってもまた生えます。
もう少し経てば夏野菜がたくさん獲れます。畑の裏の山道には既にクワガタやタマムシ等の甲虫類がいて、今年は昆虫の羽化も少し早めかな?という印象です。

癒される

何でもちょっと調べてみたくなる性分の私のにわか勉強によると、森林浴や自然が人体に与える良い影響というのはたくさん研究されていてそれなりにエビデンス(根拠)があり、欧米の一部の国では森林浴が医療現場で実用化され、時には健康保険の適用となる場合もあるとか。ストレスにも良い、怒りや疲れは軽減して、免疫力が向上する()。なるほど、大人になって無意識に自然を求めた理由はここにあるのか?

 

そんなわけで、都心からのアクセス抜群という立地でありながら陽当たりが良く、運河が傍を流れる専門職大学に、私は大変感謝しています。
研究室にも緑を置き、すくすく育つ様子を日々学生さんたちと眺めています。
そのうちジャングル化しているかもしれませんが、一緒に自然を感じながら作業療法士を目指してみませんか?!

帰りに四つ葉のクローバーを発見!見てくださった皆さんにも良いことがありますように・・・

執筆者プロフィール

大澤 彩(AYA OOSAWA)

作業療法学科 教授
専門領域:身体障害作業療法学、リハビリテーション科学

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