教員コラム
【教員リレーコラム】第15回 清宮清美「オリンピックyearはクラス会」
理学療法学科の清宮です。
さて、気の利いた話題はありませんが、オリンピックの年には故郷の話と共に高校のクラス会を話題にします。
私の高校進学の頃ですから昔話になりますが、高校受験失敗という人生初の努力が報われなかった経験をしました。
実はそれから何回も思い通りにならないことはあるのですが、まだ若かったので、周囲からはその時の落胆ぶりは見ていられなかったと言われました。
私は群馬県出身です。
群馬県の高校進学は男女別学の県立高校が目標校で、もちろん合格すると思って皆受験しますが、不合格者はいる訳です。そんな失敗の経験者が集合した高校のクラスでしたから、三年間は皆次の大学受験に向けて思い思いの高校生活を送っていました。
仕方なく?入学した高校は、文武両道の自由な私学、マンモス校でしたので、大学進学に真剣に取り組む傍らで、部活動では様々な大会で活躍する人もいて、人生は自分次第で切り開くことができ、目標設定によって努力は報われるという気持ちの変化が起こりました。
卒業の年、「同窓会やクラス会なんてだんだんやらなくなる」という先輩方の言葉を受けて、「毎年でなくても良いじゃないか、オリンピックの年にやると決めれば忘れないよ」という事になりました。
それからクラス会はオリンピックyearに開催しています。
幹事も持ち回りを決め、次第に宿泊が可能な年齢を過ぎてからは地元の伝手を頼りに、夏の伊香保温泉に集合するのが定番になりました。
前回の東京2020はコロナ禍でしたので我々も自粛して小宴会のみでしたが、今年は先日集合しました。
昔話と近況、若くして逝ってしまった同級生の思い出など話は尽きません。翌日は、前回は参加していた友人のお墓参りをして解散しました。
執筆者プロフィール
清宮 清美(KIYOMI KIYOMIYA)
理学療法学科 教授
専門領域:生活環境支援、車椅子シーティング・補装具・福祉用具、地域リハビリテーション