教員コラム
【教員リレーコラム】第22回 大矢暢久「痛みの専門家として」
「理学療法士はPhysical Therapist(PT)とも呼ばれます。ケガや病気などで身体に障害のある人や障害の発生が予測される人に対して、基本動作能力の回復や維持、および障害の悪化の予防を目的に、運動療法や物理療法などを用いて、自立した日常生活が送れるよう支援する医学的リハビリテーションの専門職です。」(日本理学療法士協会HP引用)
障害の一部に「痛み」があります。
「令和4年 国民生活基礎調査」の有訴者率で、女性の上位5位のうち3つ(腰痛、肩こり、多肢の関節が痛む)、男性の上位5位のうち4つ(腰痛、肩こり、手足の関節が痛む、頭痛)で「痛み」に関連した項目が占めています。
特に、腰痛、膝の関節の痛みを有する人は多いです。
これらのことから、我が国には、「痛み」に苦しむ人が数多くいることが分かります。「痛み」の原因を特定する評価を詳細に行い、「痛み」の原因に対して、ストレッチング・有酸素運動などの運動療法、電気刺激療法・超音波療法などの物理療法を適切に選択して治療を行うことができる「痛み」の専門家として、理学療法士は大きな役割を担っています!
「痛み」の専門家となるべく本学では、様々な授業があります。
「痛み」の専門家としての実践力を身につけるだけではなく、「痛み」の知識・技術を用いて、いかに社会貢献をしていくかの創造力を本学で養っていきませんか?
執筆者プロフィール
大矢 暢久(NOBUHISA OHYA)
理学療法学科 講師
専門領域:運動器疾患に対する物理療法、疼痛管理